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毛呂山町人権教育講演会に講師派遣行いました
毛呂山町では外国人の増加に伴い多文化共生について町民への理解を深めるために、外国人が多く住む川口市の当NPOに講演会講師派遣の依頼がありました。中村義郎事務局長が講師を務めました。
一般住民対象と区長対象の2回開催
毛呂山町は埼玉県南西部に位置し、都心から50キロ圏内で里山の景色がのどかな人口約3万2千人のまちです。
講義は2回行われ、8月31日に一般住民を対象の「生涯学習人権教育講座」に22名が、10月5日に区長(※〉を対象に「人権教育研修会」が行われ17名が参加しました。
※区長とは町内会長と同様に地域住民にから選ばれ、地域の世話役を務めます。
講演会は「多文化共生ってどんなこと?」のテーマで、講演の前半では、日本の人口減少と共に外国人の人口が増加する現状と、川口市の外国人増加の現状と同市の多文化共生の推進事業について説明しました。後半は「異文化理解について」ということで、「ことばの壁」「制度の壁」「心の壁」の三つの壁や宗教への理解、やさしい日本語などを説明しました。
心のバリアをなくさなければ・・・
受講者からは「公共施設の張り紙は難しい字が多く、読めない人がいる。もっとやさしい言葉で書かれていくとよいですね」「バリアフリーという言葉があるが、外国の方と接する時も全く同じで、心のバリアをなくさなければならないと思った」「外国の文化、宗教等が日本のものと違うことが分かった。これからの時代、多文化共生のことをもっと知りたい、学びたいと思った」「他所からの移住者(日本人も含めて)に対して構えてしまう。まして知らない国の人に対する態度は、先ず笑顔での挨拶で接すること、勉強になりました」などの感想が寄せられました。
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5月11日から6月29日までの毎週木曜日の8日間で多文化共生に関する実習が行われました。医療機関で外国人の患者が増える中「多文化共生」の実習について、大学から当NPOへの協力要請を受けたものです。実習に参加した学生は延135人。内容は芝園団地視察、外国物産店の見学、多文化共生や異文化理解などについての講義です。
芝園団地自治会元事務局長岡﨑広樹氏から団地を案内してもらい、外国人の居住者が6割を占める当団地のゴミ出しや騒音の問題の改善についての説明を受けました。また、団地外部の大学生などで構成する「芝園かけはしプロジェクト」を立ち上げ、団地内のテーブルや椅子の外国人に対する心無い落書きを団地の有志によってアートに変えた経緯や「中国人住民による中国語講座」「持ち寄り食事会」など日本人と外国人の住民との共生の様々な取り組みについての説明がありました。
※岡﨑広樹氏は芝園団地を舞台にした本「外国人集住団地」「団地と共生」の著者
中国、ベトナムのそれぞれの食材などを扱う店に入り興味深げに見学する実習生
後半の講義は当NPO青木副理事長(写真左)と中村事務局長が交代で講師を務めました。市区町村の中で外国人の人口が日本一の川口市、仮放免のクルド人、技能実習生の現状についての説明がありました。今後の多文化共生の解決すべき「ことば」「制度」「心」の3つの壁、異文化理解とコミュニケーション、イスラム教への理解などについての講義が行われました。
学生からは「入管難民法改正で外国人の対応が改善されるか」「外国人が増えることによって日本の文化が変えられるのではないか」「日本語教室で日本語の分からない外国人にどのように教えているのか」など突っ込んだ質問がありました。
なお、大学からは保健医療福祉学部看護学科の齋藤恵子准教授、浅井宏美准教授、千葉真希子助教が交代で引率し、講義の司会進行を務めました。当NPOからは森下、井上、平田の3理事が交代で同行しました。
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12月14日㈬埼玉大学の多文化共生推進シンポジウムで峰久理事
長がパネラーとして、中村事務局長が講師として登壇しました
シンポジウムは中本進一埼玉大学教授が司会を務め、会場とオンライン参加者約100名で行われました。
「責任と覚悟が必要!」(講演)
武蔵大学アンジェロ イシ教授の講演に続いて、当NPO中村事務局長が「日本一(外国人人数)のまち、川口より」のテーマで講演しました。川口市の多文化共生の現状について、終始ユーモアを交えた内容でした。
最後に「外国人の人口が日本一になった川口市は、今後全国で外国人が増え続ける自治体の手本となる責任と覚悟が必要なのではないでしょうか」と締めくくりました。
「日本の伝統文化を伝えることも大事」(パネルディスカッション)
パネラーは、埼玉大学の大学院の卒業生のタイ、ベトナム、中国、オーストラリアの方々にアンジェロ イシ教授と峰久理事長が参加しました。テーマは「心の壁」について。峰久理事長は「子供の頃に自宅で仕事をしていた父母のもとに在日韓国人・朝鮮人が出入りしていたので日本人と外国人の違いを感じないで育った。いつかこの人たちのために役立つようにとボランティア活動を始めた」と挨拶しました。また「市が設けた外国人との交流サロンでボランティアをしていた時、入室を躊躇する外国人を積極的に笑顔で迎えたことで、心の壁を低くした」「日本の伝統文化の着物をリメイクすることで外国の方にも興味を持ってもらえるよう続けている」などコメントしました。
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川口市立看護専門学校で多文化共生の講義を行いました
川口市内の病院で外国人患者が急増する中、川口市立看護専門学校から多文化共生の講義を依頼され、当NPOの中村事務局長が2021年11月27日、12月7日の両日講義を行いました。
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